―雑感。日本語について。


日本語は悪魔の言語か?て本をよんだ。で、第三章がおもろい。


「近くて遠いもの、と、遠くて近いものは違うのか」


違うんだって。微妙に。逆説にしてみるとわかりやすい。
近いけど遠いもの。遠いけど近いもの。どうです。違うでしょう。


日本語は「心に浮かんだもの順に言葉にする傾向」があるんでこうなるそうな。


これと、日本語の詩が短くなる傾向言い換えると、言い切らない傾向を踏まえると、中国の詩とは違う。中国の漢詩は「明快ないいきった形を好む」んです。


で、日本人は歴史上、論理学の教科書をみずから作ったことはない。本居宣長とか18Cに実証主義が流行したことがあるけど、それはようかんがえたら清朝の影響名わけで。で、中国の論理って中国語にもとづいてるんでしょ。そうなってきたら、日本人って論理に関してはものすごくうとい、素朴な民族なのかもしれないよね、って思った。


つたわんないのよことばって。でもつたえなきゃならん、ってギャップに何千年も苦労してるんだ。それが美学になっちゃってる。喜劇だね。