―じめじめ(津山33人殺し事件)


戦前、岡山の津山で33人を殺した事件があった。猟銃と日本刀で90人の村民のうちの役30人を殺したのだから、すさまじい犯罪だ。だが、アメリカ映画のナチュラルボーンキラーズのようなカラッとしている犯行ではなく、日本の田舎の閉じられた人間関係からくる湿度というかじめじめした動機がうっとうしかった。


参考URL(http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/m.htm


同じように1982年の韓国でも田舎の派出所の巡査が手りゅう弾と自動小銃を使って村の住人を100人単位で殺害した上で死んだ事件がある。動機は不明だが、どうせ人間関係とコンプレックスに由来するものだろう。


田舎のじめじめした人間関係は、きらいだ。ペンギン村のような田舎はファンタジーでしかない。僕は地方都市出身なので、絶対Uターンとか、Jターンとかするつもりは無い。リストラされた中年男性が農村でトマトを作ってはい幸せ、というのは、好かない。


誰か、左翼の文士が、「都会の地価が高いのは自由の対価だ」といっていた。都会にはコミュニティが薄いから、誰も個人に感心を示さないので、その分だけ自由だ、というものだ。コミュニティそのものは動機付けという作用もあるのでだめだとはいわないが、先ほど書いたじめじめした人間関係や、組織論とかモチベーションの話でいつも書かれるホーソン研究所のノルマの話とかを聞くと、うざったくてしょうがない。


失踪して誰も知っている人のいないところに行きたい。