―言語の雛形


ニュートンで読んだ。チョムスキーの指摘するように、乳児の脳は、すべての言語の雛形が入っているそうな。


これを明らかにするために、英語と朝鮮語の習得について対照実験を行った。朝鮮語は「ぴったりはまる」「ゆるくはまる」という意味、概念を、別の言葉で表すらしい。たとえば、日本語では、「乗る」一言だが、一方、英語では「ride」「take」のように何語かあるでしょう。こういう言葉を、乳児に聞かせて、何ヶ月で識別できるようになるか、という実験をやったそうだ。


すると、乳児は最初はぴったりはまる、ゆるくはまる、を識別できていたのに、英語を聞かせた子はしばらくすると識別できなくなったそうだ。


この話聞いてヤバイと思ったことは、「言語のフォーマット」って「言語で記述できるのか?」ということだ。これは、「脳が脳自身について説明できるのか?」という疑問に近い。


多分できるんだろうけど、どうも釈然としない・・。


ま、こういう研究が、コンピュータの言語とか、翻訳機とかに応用されるだろうし、社会科学の研究にもフィードバックされるんでしょうね。