―宣伝の重要性


美しい。可愛い。きれいだ。かっこいい。とされているものが、なぜそうかという理由において、重大な要素がある気がする。


それは「人のコミュニティの中での位置づけ」である。


ピカソの絵がなぜ売れるか良く分からない人がいる。色々理由は付けられるが、単純に、ピカソという人に権威があるからである。ピカソは画壇で新しい表現手法を持ち込んだから、すごいんだ。ということじゃないか。


この前心理学の本で読んだが、「創造性」を本気で研究しているグループがある。昔は「天才」というものに創造性がある、という話だったが、どうにも説明できないことがあったそうだ。んで今主流になっている議論が、「絶対的な創造性はなくて、あくまで(創造性が)ある、とコミュニティの中で認められているものに創造性がある」というものらしい。これは興味深い。創造性というものを相対化しているからだ。


ゴッホもジミヘンもそうだろう。場と時代を考える必要はかなりあるが・・。


このように評価を定着させる人間は「影響力がある」主体である。今やったら電通。著述家?イラク戦争とか、アメリカのPR会社もそうだろう。


想像力がある、とか、きれいだ、とかある意味で普遍的な価値観も相対的なもので、色々な主体、例えば教育、広告、マスコミ、日々の会話に影響を受けている、ことが事実かどうか、興味深い。