―インカの資材運搬について


インカの建築物には大きな石が使われている。採石場は現場から数百キロ離れいている、という話がある。


現代なら問題はない。ただ、当時のアンデスには「車輪」がなかった。


同じように車輪を使用しなかったマヤ、アステカでは、高度に水路網が発達していたので(江戸時代の大阪、江戸のごとく)運搬には苦労しなかったのだろう。


だが、乾燥し斜面の急なアンデスでどうやって荷物を運んだのか?


今のバイトで車輪のありがたさを身にしみてしまうと、手と両足で岩を運んだかもしれないアンデスの人間を尊敬する。