―氷の下の湖 the Lake under ice field


南極大陸。3000mの厚さの氷床の下に、南北50k、最大深度400mの湖がある。ボストーク湖といい、ソ連のボーリング調査によって1989年に発見された。外界から隔絶されたのは2000万年前、つまり、独特の生態系があるかもしれない、ということだ。



これが、やばいのは、「氷の下に凍っていない水がある。」ギャップ。塩分濃度が高いのか、(凍らない)はたまた地熱で解けたのか、わからないが、こんな不思議なことがあるもんか。と。氷の下に水があるなら、体の中に空洞があることも不思議ではない。



ただし、研究は進まない。ボーリングしても、なんにしても、調査器具の先っちょには何らかの微生物がついているから、どうしてもほかの微生物を持ち込むことになるからだ。



が、このために、この湖の研究は、宇宙開発の側面からも注目されている。



第一に、宇宙開発でも微生物汚染対策の問題がある。実際宇宙空間でも生存できる生命がいる以上、生命の存在が「あるかもしれない」火星、エウロパ、タイタン、に地球の最近を持ち込むと、当地の生命を駆逐する恐れがあるある。このため、微生物対策は宇宙開発の問題だが、微生物が、人間の思っている以上にタフなので、なかなか難しいようだ。



第二に、木星の衛星、エウロパの氷に覆われた地表面の下には、解けた水、の層がある可能性があり、生命の存在も期待できるらしい。



宇宙も極地も同じ「極限状態」つながりやけんどね・・・。




ボストーク湖の研究は、期待できる。ナチスの秘密基地でもあるのか、プレデターとエイリアンが戦っているのか、わからないけれども。



ま、地底人もノンマルトも、テレスドンもいる、ということで・・・。