―言葉→行動
信じられるのは言葉じゃなくて行動だ、とジパングの草加が言った。
そのとおりだと思う。
「嘘」にはリアリティが必要だ。「嘘」って信じられてこそメリットが生じる。(嘘をつくことに喜びを感じる、という場合メリットもなにもあったもんじゃないが。)
とすると、レベル99の「嘘」って、「誰が見ても正しい事実」だけど「確認しがたいこと、確かめにくいこと」嘘をつくことだ。確認できなければ、しようとしなければ真実かどうかわからない。
そこで、悪徳商法は「権力」をうまく利用する。法律で決まっている、役所が命令している、偉い人が推奨している・・・。など。こういう権力、権威をうまく使うことで人間信じやすくなるようになっているようだ。
また、本当のうそつきは行動も律する。信じられやすいような言行一致。こういう人が嘘をつくのが一番怖い。どうしても信じてしまう。
結局、真偽を確かめるのは前提にある信頼しかない。信頼される人間しか嘘をつけないパラドックス。人間って不思議なものだ。