―無音


以前、友人がメールでこういった。
「最強の音は無音だ。」
音がない音楽。


音楽じゃない。音がないからだ。


でも作っている人間がいた。


ジョンケイジという人が、1952年に、「4分33秒」てピアノ曲をだしている。
4分間無音が続き、最後に不協和音で終わり。


視聴者をなめてる!


でも、こういう音楽を聴きたい人間は、音楽の構図に興味がある人間だろうから、そうした人間に対してはこういうコンテンツって面白いのかも。
あるいは、作者への崇拝!熱心なファン。モーニング娘の熱心なマニアはモーニング娘がつくった無音のCDを買うのか?


ネットワーク外部性の議論に、「次元、非次元の勝負」ってコンセプトがあるらしい。
次元の勝負はシンプル。
定量化できる。
スペックとか、そういうもん。
非次元の勝負というのは服のかっこよさとか、アニメの面白さとかそういった「定量化できない価値」。
昨今工業製品のスペックが限界に近づいてきていて、非次元の価値で勝負したい傾向があるんやと。


そういう意味でこういう無音の音楽っておもろいのかも。


  1. http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20020531206.html
  2. http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041104205.html
  3. http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20030804303.html
  4. http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040531206.html
  5. http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040806202.html