―祖父の友人


俺の父方の祖父がインパール帰り、というネタはいぜん書きました。


当時の連隊は地方ごとに作られてました。(高知県は44連隊だとかニューギニア近くのブーゲンビル島で玉砕しました)でも、彼は職業軍人下士官やったんで、地元に知り合いがいるわけではありません。


祖父の知り合いが面白いんです。小さいころ一度会ったことがあります。160ぐらいの小柄で引き締まった体をしていて、ま、皇軍の兵士てかんじのひとです。茨城出身で愛媛で民生委員やっていたかたです。


豪快な人で、戦争中の作戦行動中に上官をぶん殴ったとか、60超えているのに暴走族とけんかして勝ったとか、武勇伝に事欠きません。


彼が言ってたことで面白いのが、「恐怖感を麻痺している」て部分です。恐怖を感じないのだそうな。


ソ連と日本は兵士の待遇が最低だった半面、PTSDが少なかったという話を聞きますが、さもありなん、て感じでした。