―ソビエト赤軍 地上軍


ソ連軍がやばい。今のロシア軍を見てたら寂しくなるので、全盛期のソ連の話。

なにがやばいのか?悪魔の如く、勝利とスピードを追求したスタイルがかっこいいのだ。


2次大戦中、2人に一丁の銃で勝負させたり、逃げてくる兵隊を機関砲で殺したりするスタイルだ。人名軽視。人の命を消耗品と割り切る思想。まさに全体主義ナチスドイツもここまでやらなかった。ジュネーブ条約に参加してないので捕虜も平気で虐待。2次大戦中の戦死者は1700万人(とほざいている)、うち捕虜の数は10万人程度。


普通に考えて、こんな軍隊は絶対いやだが、この勝利を追及したスタイルがソ連軍の強さの源泉なのである。


かの有名なプラハの春のとき、チェコが西側に回るのを阻止したのは迅速な軍事介入の意思決定のためだった。まさに速攻。作戦発動からわずか数日でプラハに進軍した。


空挺を発明したのは鬼才トハチェフスキー元帥。これも全縦深を同時にスピーディに攻めるという戦略の元考え出されたアイディアなのである。


ソ連軍OMAは二つのグループがあり、それぞれの戦車師団が波状攻撃をかける。
もちろん兵士の福利厚生や兵器の使いやすさとかローテーションとか考慮してはいない。


迅速な意思決定のためには、何かを捨てる必要があると気づいたのはソ連軍の軍事ドクトリンにであったからだ。


ま、難しい話はおいといて、こういう甘っちょろい価値観を払底してどんどん進んでいくソ連軍のスタイルはかっこいいということでおいとこう。